ためし読みはこちら
当サイトでご購入の方には、特典シールをプレゼント(なくなり次第終了)
ISBN 978-4-910710-06-8 C0195
文庫判 288ページ
店頭発売日 2023年1月24日
2019年以降に、著者が雑誌やWEBなど各種媒体に寄稿したコラム、評論、エッセイなどと、SNSで発信してきた言葉、日記、書評、映画評などから抜粋したものをまとめた人気の雑文集『雑文御免』『うっかり失敬』、同時発売の『脳天にスリッパ』に続く第4弾。
ご希望の方には、著者サイン入りでお届けします。
もうこうした形で雑文集をつくることはないだろうと思っていたから、以前つくった『雑文御免』と『うっかり失敬』のカバーには「おそらく最初で最後の雑文集」と書いたのに、なぜかまたしても雑文集をつくることになった。
たいして何もせず適当にぶらぶら暮らしているはずなのに、不思議なことに年月が流れると、あちらに書いたもの、こちらに書いたものが少しずつ溜まって、それなりの分量になっていた。年月とはすごいものである。
しっかりした商業誌に寄稿したものはさておき、基本的にはどれもこれも本当に雑文ばかりで、ダジャレもあれば、ただの愚痴もある。はたしてこれらを人様の目に触れさせて良いものかどうか怪しいのだが、書いたものが散らばることを防ぐのを第一の目的にしてまとめることにした。
(本文『「まえがき」のような』より)
【著者について】
浅生 鴨(あそう・かも)
作家、企画者。1971 年、神戸市生まれ。たいていのことは苦手。著書『アグニオン』(新潮社)、『猫たちの色メガネ』(角川書店)、『伴走者』(講談社)、『どこでもない場所』『すべては一度きり』(左右社)、『ぼくらは嘘でつながっている。』(ダイヤモンド社)